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中年男性の体臭の種類
この前、娘に『パパ、くさい!』って言われてしまったよ。。。
中年男性特有のニオイもあって、ニオイに対するケアが必要かもね。。。
中年になってくると身だしなみで気になってくることの1つに「ニオイ」があると思います。
奥さんやお子様からニオイのことを指摘されて『ちょっとショック。。。』という方もいるのではないでしょうか。
今、周囲の人をニオイにより不快にさせるスメルハラスメント、いわゆる「スメハラ」という言葉も耳にするようになりました。
わざとやってるわけでもないのに、ちょっとひどいような気もしますけどね。(笑)
でも周囲の人を不快にしてしまうのも良くないので、対策できることはしたいですよね。
今回は「ニオイ」の中でも、「体臭」に関して記事にしました。
一言に体臭といっても、ニオイの発生場所によって原因が異なりますし、ニオイの種類も違ってきます。
そうなればもちろん対策の仕方もそれぞれ異なります。
中年男性が特に気を付けたい、こちら4種類の体臭について説明していきたいと思います。
①加齢臭
②ミドル脂臭
③汗臭(ワキ臭)
④足臭
それでは、それぞれの原因と対策を1つずつ見ていきましょう。
①加齢臭
加齢臭の特徴
中年男性が「体臭」を気にし始めると、まずこの「加齢臭」のことが気になるのではないでしょうか。
加齢臭のニオイの特徴は「枯れ草のようなニオイ」といわれています。
加齢臭は頭や耳の後ろ、背中や胸などの体幹部から発生します。
年齢的には50代半ばからもっとも発生しやすくなります。
加齢臭の原因
加齢臭の原因は皮脂に含まれる脂肪酸の「パルミトレイン酸」が皮膚から分泌され、空気中の酸素とくっついて(酸化して)、「ノネナール」という成分に変わります。
この「ノネナール」が加齢臭のニオイの元となっています。
年を取ると「パルミトレイン酸」が増加するので結果的に加齢臭のニオイの元の「ノネナール」が増えてしまうんです。
加齢臭の対策
加齢臭対策はこちらの3点を考えて行うと効果的です。
加齢臭対策の3つのポイント!
①「脂質」を取りすぎないようにする
②「活性酸素」増やさないようにする
③できてしまった「ノネナール」を除去する
①「脂質」を取りすぎないようにする
加齢臭のそもそもの原因は皮脂に含まれる脂肪酸なので、まず「脂質を取りすぎない」ということが大切です。
そのため、まずは食生活で脂質の多い食べ物を食べ過ぎないように気を付けましょう。
適度な運動をすることによって体内の脂肪を燃焼することも効果的です。ただ激しい運動になると次の②で説明する「活性酸素」を増やしてしまうので30分程度のウォーキングぐらいがちょうどいいでしょう。
②「活性酸素」増やさないようにする
次は加齢臭の元となる「ノネナール」は脂肪酸の「パルミトレイン酸」が酸化してできてしまうので、この「酸化」をなるべく防ぐようにします。
そのため、活性酸素は触れたものを強力に酸化させるので、体内の「活性酸素」を増やさないように気を付けなければいけません。
具体的に何をすれば活性酸素の増加を防げるかというと、
・睡眠を十分に取る
睡眠不足は腸内の活性酸素を増やしてしまいます。
・お酒を飲み過ぎない
肝臓がアルコールを分解するときに活性酸素が発生します。
・紫外線を浴びすぎない
紫外線を浴びると皮膚の中で活性酸素が作られます。
・タバコを吸わないようにする
タバコの煙の中には活性酸素が含まれています。
あとタバコはニオイの面でもなるべく控えた方が良いでしょう。
・抗酸化成分が含まれたサプリメントを飲む
ここまで書いたことを実践するのは難しいという方は、抗酸化成分が含まれた体臭ケアのサプリメントを飲むこともオススメです。
なんといっても手軽です。
③できてしまった「ノネナール」を除去する
最後は加齢臭のニオイの元となるノネナールがもう生成されてしまった後の対応となります。
毎日ちゃんと入浴・シャワーをして加齢臭専用のボディソープやシャンプーで体と頭をしっかりと洗い、ノネナールを可能な限り除去します。
日中は汗っぽく感じたら、フェイシャルシートやボディシートで拭き取るのも効果的です。
②ミドル脂臭
ミドル脂臭の特徴
「加齢臭」という言葉は聞いたことあると思いますが、「ミドル脂臭」って言葉は聞いたことがない方もいるのではないでしょうか。
実はこの「ミドル脂臭」は30代・40代の男性特有のニオイで、中年男性の体臭の原因となっているのです。
しかもミドル脂臭は加齢臭よりもニオイが強力と言われていますので、30代・40代の中年男性はしっかりとケアをしたいですね。
ミドル脂臭のニオイの特徴は「使い古した油のニオイ」といわれています。
ミドル脂臭は後頭部を中心に発生します。
このミドル脂臭が中年男性特有のニオイですよ!
加齢臭よりニオイが強力なんて恐ろしい。。。
ミドル脂臭と加齢臭の違い
ミドル脂臭
【発生部位】 後頭部を中心に発生する
【ニオイの特徴】 使い古した油のようなニオイ
【発生しやすい年齢】 30代と40代の男性に最も強くなる
加齢臭
【発生部位】 頭や耳の後ろ、背中や胸などの体幹部から発生する
【ニオイの特徴】 枯れ葉のようなニオイ
【発生しやすい年齢】 50代以降の男性に最も強くなる
ミドル脂臭の原因
ミドル脂臭はどのようにして発生するのか見てみましょう。
まず皮脂が分泌され、皮膚の常在細菌がその皮脂をエサとして分解すると、「中鎖脂肪酸」が発生します。
中鎖脂肪酸は頭皮のニオイで、そこまでニオイはきつくありません。
次にその近くで汗が分泌され、皮膚の常在細菌が汗の中の乳酸をエサとして分解すると、「ジアセチル」という成分が発生します。
ジアセチルは不快なニオイを発します。
さらに、この「中鎖脂肪酸」と「ジアセチル」が混ざると「ミドル脂臭」が誕生します。
このミドル脂臭が強力なニオイの元となります。
ミドル脂臭の対策
ミドル脂臭対策
殺菌成分配合のシャンプーで後頭部周辺を念入りに洗う
ミドル脂臭の原因は常在細菌にあるため、この常在細菌を減らすことが対策となります。
殺菌成分配合のシャンプーを使用して、特に後頭部付近は念入りに洗うことが大事です。
ミドル脂臭は主に後頭部から発生するので、シャンプーがいちばんの対策となります。
寝ているときは枕に後頭部が密着し、後頭部に汗をかきやすいので、朝もシャワーを浴びることができるとかなり効果的です。
③汗臭(ワキ臭)
汗臭(ワキ臭)の特徴
汗臭(ワキ臭)はワキを中心に発生します。
「酸っぱいニオイ」が特徴です。
10代半ば~20代半ばに強くなるニオイですが、中年男性でもニオイは発生しますので、気になる方は対策しましょう。
汗臭(ワキ臭)の原因
汗臭(ワキ臭)はミドル脂臭と同じように、皮脂+汗+常在細菌で発生します。
ただ汗腺の種類が違いますのでニオイの特徴も違います。
ワキは汗をかきやすく、むれやすい部位になりますので、ニオイの強弱はあるにしても、ほとんどの人がある種のニオイを発生させています。
汗臭(ワキ臭)の対策
汗臭(ワキ臭)対策
デオドラント剤が効果的
汗臭(ワキ臭)の対策はまず汗を抑えるために「制汗デオドラント剤」を使用して予防をするのがいいでしょう。
汗をかいた後は、「ボディーシート」で汗を拭き取ることができれば尚いいでしょう。
通気性の良い服を着て、汗が衣類の中にこもらないようにするのも効果的です。
皮脂を抑えるのは、どのニオイにも共通しますが、脂っこい食べものを食べ過ぎないようにするなど、食習慣に気を付けることが大切です。
④足臭
足臭の特徴
足臭は足から発生する「チーズや納豆のような発酵臭」といわれています。
足臭は特別どの世代で強くなるとかはないですが、幅広い世代が気になるニオイと感じているようです。
足のニオイは年齢によるニオイというより、足の環境に大きく関わるニオイといえるでしょう。
仕事で革靴を履いていたり、立ち仕事やたくさん歩く仕事をしている人は足臭が気になっている人も多いかもしれませんね。
足臭の原因
足臭も他の多くの体臭と同じように皮脂+汗(角質)+常在細菌で発生します。
足の裏は汗を分泌する汗腺がすごくたくさんあります。
靴下を履いて、革靴など通気性の悪い履き物を着用していると足の裏からは大量の汗が出ています。
この汗自体は嫌なニオイはしないのですが、その汗と角質を皮膚に付いている常在細菌と混ざって(常在細菌が汗や角質を分解して)足臭が発生します。
足がムレると常在細菌が繁殖して増えてしまいニオイが発生しやすくなります。
足臭の対策
足臭対策
①靴は通気性の良いものを選び、足と靴を清潔に保つ
②足の制汗剤などの足臭用のケア用品を使用する
①靴は通気性の良いものを選び、足と靴を清潔に保つ
まずは靴と足を清潔に保って常在細菌の繁殖を防ぎます。
殺菌力に優れた石けんやボディーソープを使用するといいでしょう。
靴は1日着用して靴の中にたまった湿気やムレを乾燥させるのも足臭対策になります。
できれば靴を数足用意し靴の乾燥時間を長くしてあげるとさらに効果的です。
靴を履いていないときは、靴に除湿剤や活性炭を入れておくのもいいでしょう。
足の爪の間に汚れがたまって足臭の原因となっている場合もありますので、足の爪はこまめに切りましょう。
②足の制汗剤などの足臭用のケア用品を使用する
足臭用のケア用品で、制汗・殺菌をしましょう。
足臭対策用のケア用品は種類もたくさんあり便利です。
🔽オススメの足臭ケア用品を別記事で紹介していますのでぜひご覧下さい。
中年男性の体臭のまとめ
体臭の原因には
①脂質
②酸化
③汗
④常在細菌
この4つの要素が大きく関わっていることがおわかりいただけたと思います。
①脂質②酸化に関しては生活習慣や食生活を見直すことによって改善できることも多いと思います。
健康のためにも良いことも多いので、できることから実行してみて下さい。
③汗④常在細菌に関しては上手にケア用品を使用して対策したいですね。